ヒゲを医療脱毛で行う時「前日までにシェービングをお願いします」と必ず言われます。特に初めてクリニックで脱毛する方は、こんな疑問を持つと思います。
- なぜシェービングが必要なの?
- カミソリと電気シェーバーどっちを使えばいいの?
- 前日の自己処理はいつすればいいの?
この記事は僕の経験にもとづいた「前日のヒゲの自己処理方法」についてわかりやすく解説しています。ヒゲ脱毛前日のお手入れ方法で困っている方には、おすすめの内容となっています。
事前の自己処理は効率のいい脱毛と肌トラブルを避けるため
クリニックで脱毛する前日の自己処理が必要な理由はヒゲがレーザーに反応しやすくし、やけどなどの肌トラブルを避けるためです。
脱毛機のレーザーは体毛に含まれる黒い色素(メラニン)に反応すると熱を発生させ、この熱が毛根の組織を破壊することで脱毛する仕組みになっています。
毛が長いとレーザーが当たる部分とその発生する熱が散乱するので、毛根に効果的に到達せず脱毛の効果が低下する可能性があります。さらに毛が長いと熱の伝達量が多くなり、その毛が皮膚に触れることで、やけどなどの皮膚トラブルが起こす可能性があります。
そのため施術前日に顔のヒゲ剃り自己処理を行う必要があります。ムダ毛の処理をしていない場合、クリニックによってはシェービング料が発生したり施術を断られる場合があります。
前日の自己処理は電気シェーバーがおすすめ
施術前日のシェービングは電気シェーバーをおすすめします。刃が肌に直接触れず、カミソリ負けのリスクも軽減されるので、肌への負担が最小限に抑えられます。
一方、カミソリの場合、皮膚に必要な表皮の角質もヒゲと一緒に剃り落としてしまうため、肌のバリア機能が低下し肌トラブルにもつながります。
電気シェーバーがなくカミソリを使用する場合、以下の点に気をつけてシェービングを行ってください。
・ぬるま湯で洗顔した後にホットタオルでヒゲと皮膚を十分にあたためる。
・カミソリの滑りをよくするためにシェービング剤を多めに塗る。
・ヒゲ剃り後はシェービング剤をぬるま湯でしっかりと落とす。
・肌の保湿のために化粧水と乳液を塗る。
シェービングは前日の夜がベスト
ヒゲを剃るタイミングは施術する前日の夜がベストです。ヒゲが薄い僕でも施術前日の日中にヒゲを剃ったまま翌日クリニックに行ったら剃り残しがあると言われました。それ以来、ヒゲをはじめ他の部位を脱毛する時も自己処理は施術前日の夜にしていました。
ヒゲが濃い方が施術当日にシェービングをするのはおすすめしません。高い脱毛効果が得られず、肌トラブルを引き起こす可能性があるためです。
体毛や脱毛効果は個人差があるので、ヒゲの手入れのタイミングがわからない場合は、処理後の施術担当の方に相談することをおすすめします。僕は初めのうちは前日の自己処理のタイミングがわからなかったので、施術担当者の方に毎回聞いていました。施術回数を重ねると自分の自己処理のタイミングが徐々にわかってくるので、不明点があれば、その場で質問して解決することをおすすめします。質問することで効率よく脱毛することができます。
毛抜きやブラジリアンワックス、除毛クリーム、家庭脱毛器はNG
脱毛全般に言えますが、施術前日に毛抜きやブラジリアンワックス、除毛クリーム、家庭用脱毛器で自己処理はしないでください。
毛抜きやブラジリアンワックスは体毛と毛根を一時的に除去します。しかし、脱毛機のレーザーは体毛と毛根に反応するので、体毛と毛根をなくした状態での施術は効果がありません。
除毛クリームはアルカリ性の成分で体毛を溶かして除去しますが、同時に肌にダメージを与える可能性があります。医療脱毛でダメージを受けた肌で施術を行うと、肌トラブルを起こす可能性があります。
家庭用脱毛器は毛根を弱らせることで、徐々に体毛を薄くしていきます。レーザー脱毛は体毛のサイクル(毛周期)の成長期に行うのがベストなので、家庭用脱毛器で毛根を弱らせることによって本来の体毛のサイクルを遅らせることになるので、効率のいい脱毛できなくなります。
ヒゲ脱毛、施術前の自己処理のまとめ
初めてヒゲのレーザー脱毛を行う方は、なぜ前日に自己処理をするのか?具体的な方法、電気シェーバーかカミソリのどちらを使用したらいいのか、わからないと思います。この記事の内容を簡潔にまとめたので、ヒゲ脱毛前日の自己処理方法の参考にしてください。
事前の自己処理は効率のいい脱毛と肌トラブルを避けるため
脱毛器のレーザーは体毛の黒色の色素(メラニン色)に反応し、熱を持つことによって毛根細胞を破壊し脱毛します。
自己処理していない部分にレーザーを照射すると毛が長い分、熱が毛根細胞に届かなくなるため脱毛の効率が悪くなります。さらに熱を持った長い毛が肌に触れると、やけどを起こす可能性があります。
電気シェーバーで剃るのがベスト
前日のヒゲの自己処理は肌に刃が直接当たらない電気シェーバーで行うのがベストです。カミソリは肌に直接触れるので、ヒゲを剃ると同時に肌に必要な角質も一緒に落としたり、カミソリ負けする可能性があるので、おすすめできません。
どうしてもカミソリで剃る場合、シェービング剤を使用し剃り終えたら必ず肌の保湿をしてください。
シェービングは前日の夜がベスト
ヒゲを剃るタイミングは施術する前日の夜がベストです。ヒゲが薄い僕でも施術前日の日中にヒゲを剃ったまま翌日クリニックに行ったら剃り残しがあると言われました。ヒゲをはじめ他の部位を脱毛する時の自己処理は施術前日の夜にすることをおすすめします。
ヒゲが濃いからといい施術当日にシェービングするのはやめましょう。高い脱毛効果を得ることができません。
ヒゲ脱毛に何回も通っていると、前日の自己処理のタイミングがわかってきます。初めのうちはいつヒゲの処理をしていいかわからない場合は、施術後、担当者の方に聞いておくことをおすすめします。
毛抜きやブラジリアンワックス、除毛クリーム、家庭脱毛器はNG
毛抜きやブラジリアンワックスの事前処理は行わないでください。毛抜きやブラジリアンワックスで処理すると体毛と毛根をなくした状態になりメラニン色素に反応するレーザーを使用しても脱毛効果がありません。この場合、施術を断られたり毛が生えそろうまで待つことになります。
家庭用脱毛器は毛根細胞に弱いレーザーの光を照射することで体毛を徐々に薄くしていきますが、クリニックで脱毛する毛周期のベストなタイミング(成長期)を遅らせてしまうので、やはり施術を断られたり、数ヶ月待って毛周期成長期を待つことになります。
1回の施術をムダにせず、より効率のいい脱毛をするためにも、きちんとした事前の自己処理をしておきましょう。